医学への貢献 | 未来の医師・歯科医師たち
名古屋市立大学 医学部 S.Kさん
今も強く心に残る言葉
私の両親は眼科医で、幼少期に近所の方から「お父さんに眼を治してもらって、本当に見えやすくなりました。ありがとうね。」と伝えていただいたことがありました。その時の言葉が今もとても強く心に残っています。この時から私自身も、身体的な不調のみならず、心の痛みにも寄り添うことができるような医師になりたいと思い、医学部に入ることを決意しました。
日々の授業で学ぶことは膨大で、特に先端研究や技術について、知識が全く追いつかず不安になることもありますが、さまざまな分野の先生が授業で細かく丁寧に教えてくださるため、日々とても充実しています。
また、現在は研究室での研究期間中で、基本的な生化学的な実験方法など、普段の授業とは異なる実践的な学びがあり、とても新鮮な日々を過ごしています。
間近で見てきた両親の姿
私は、どんな状況にでも患者さまの苦痛や不安に寄り添える医師になりたいと考えています。私自身、病院に受診する前は不安でいっぱいでも、自分の身体がどのような状態となっているのか、どのように治療していくのかを丁寧に説明してもらえたり、真摯に話を聞いてもらえたりするとすごく安心します。このことから、日々の生活の中で、人の話を丁寧に聞くことを心がけています。
また、間近でずっと見てきた両親の医師としての姿は、私の思い描く医師像にかなり影響していると感じます。家で食事をしている時も、患者さまの治療について2人で意見を交換し合っていたり、よりよい治療を提案できないかと思案する姿を見ていると、患者さまにとっての最善は何か、患者さま一人一人に誠実に向き合って考えていくことの重要性を考えさせられます。
加えて、常に知識を更新していくことも欠かさないようにしたいと思います。
それぞれ全く異なる
身体の構造
参考書などで勉強することと、実際に自分の目で確認しながらの解剖実習とでは、理解の深まりが全く違うということを強く感じ、このような貴重な機会を経験させていただけたことに深く感謝の念を抱きました。参考書ではどのような構造をしているか複雑でよく分からなかった部分についても、実際に自分たちでどこがその部位に該当するのか考えながら探すことを通して、じっくりと理解を深めることができました。
また、ご遺体により、それぞれ全く異なる身体の構造が見られることも観察し、参考書では知ることのできない個人差などを確認できた点で、特に貴重な経験をさせていただけたと強く感じました。
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