
近年の医学は日々大きな進歩を遂げています。現在は助かる見込みのない難病も十数年後には治療可能な病気になっているかもしれません。やがてはガンなども恐れるに足りないという時代もやってくるでしょう。
こうした医療の進歩は医療関係者の日々たゆまざる研究や教育が支えています。とりわけ人間の身体の複雑な働きを解明する解剖学が医学の進歩にとって大きな礎になっていることは言うまでもありません。
自分の死後も子孫の難病や次世代の医学のために役に立ちたい。
―――献体とは、解剖学の研究・教育に役立たせるため自分の遺体を無報酬で提供することをいいます。
昭和37年に設立された「不老会」は、50年にわたり献体を通して医療の進歩に貢献してきた日本最大の献体ボランティア組織です。
愛知県(岐阜県の一部を含む)を基盤に47の地区があり、愛知県下5大学の医・歯学部と連携を深めています。
献体者の氏名を刻んだ御名札が納められています。(名古屋市千種区 平和公園)
「不老会」会員でこれまでに献体された人の数は 10,894名(R3.1.1現在)。
名古屋市の平和公園に建設された「献体の塔」(市に寄贈)は、そうした人の尊い志を顕彰する碑であり、不老会員である私たちのシンボルとなっています。
次の世代のために「高い志を持つ同志」としての御入会を、心からお待ちしています。
会員のご支援と献体運動の広がりにより、各大学への献体数が増加してまいりました。
しかしながら、保管施設や遺骨の返還時期等で苦慮される状況が見られるようになったため、鋭意検討を重ねた末、入会登録に制限を設けることといたしました。
ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
詳しくは下記をご覧ください。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、1月の行事は中止・延期しています。
令和3年1月1日現在